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社会的な場と家庭内における行動の違い・・・
いわゆる外面のいい人、世間からは「おとなしい」「真面目」「誠実」などと見られることが多く、勇気を出して相談しても「妻側に問題があるのでは?」と思われ、行き場のない無力感を感じるのです。 |
(2) |
暴力の否定・・・
男性自身が加害者であり、自分の行動が「暴力」だという自覚がないため虐待の事実を認識できていないので追及すると必ず否定します。 |
(3) |
責任の転嫁・・・
仮に暴力を認めたとしても、そういう行動をさせるのは「妻に問題があるから」などと責任転嫁し、逆に自分が被害者だと考えるのです。 |
(4) |
コントロ−ルするための戦略・・・
妻を心身ともに傷つけ自立する意欲を失わせ、周囲から孤立させることにより「頼る者は夫しかいない」状況にし意のままに操作するのです。 |
(5) |
嫉妬と所有欲・・・
妻(パートナー)を自分の所有物と考えており、別れ話を口に出すと逆上しさらに暴力的になります。相手はいつまでたっても「自分の所有物」であると考えており、全てを支配しコントロールしようとするのです。 |
(6) |
子供への暴力・・・
暴力はパートナーだけに限りません。多くは子供にも直接的な暴力を加えることがあります。母親として夫が子供に暴力を振るっているときにそれを止められないことで無力感などを感じるのです。
そして恐ろしいのは、父親の暴力を受けていた子供は精神的にも深い傷を負い、それが次世代の暴力に繋がる傾向にある【暴力をふるう家庭で育った場合、被害者だった子供が大人になって次は加害者となる可能性が高い】と欧米の研究では明らかになっています。 |
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更正に対する拒否・・・
加害者意識がないため、当然更正しようという意志はありません。 |